フォトリーディング、マインドマップ、ジーニアス・コード、フューチャーマッピング…。
アルマクリエイションが運営する全てのメソッドの講座でインストラクターを務めるのが、

”さえさん”こと石ケ森久恵さんです。
それぞれのメソッドの関係は?一緒に使うとどんなメリットがあるの?

インタビュー前編では、すべてのメソッドに精通した石ケ森さんに、
その活用の奥義を教えていただきました。

スキルの複合づかいが成長を加速させる

―講座は月に何回くらい担当されているんですか?

多いときは 8~10 回。少ない月でも 3~4 回ですね。週末はだいたい講座をやっています。担当しているのは、フォトリーディング集中講座、活性化プラクティス、リーディング・ファシリテーション講座。それから、ジーニアス・コードの集中講座。そして、フューチャーマッピングのイントロダクション講座と、マスター講座です。

―ジーニアス・コードやフューチャーマッピングは、フォトリーディングともつながっていくスキルと考えてよいのでしょうか?

そうですね。まずジーニアス・コードを簡単にご説明すると、私たちは頭の中で、実は言葉ではなく、イメージで考えている。それを外に対して表現するときに、言葉に変えているんですね。その、言葉に変える前のイメージから大量の情報を取り出そうというのが、ジーニアス・コードです。

フォトリーディングのテクニックというのは、本の向こう側に著者がいると想像して、その著者と対話をするような形で本を読みます。だから、活字で書いてあるものだけでなく、その著者の人生観や世界観といったものも一緒に見えてくる。そうすると、著者を想像したり、著者が持っている知恵や考え方を借りたりするということが重要になってきます。

ジーニアス・コードの中には、天才を借りるテクニックといって、自分がほしいスキルを持っている天才を想像して、その天才の顔をかぶるようなイメージをするというテクニックがあります。それをうまく使うと、フォトリーディングをしながら著者になりきって、そのスキルを使いこなせるようになる。ですから、フォトリーディングをやってからジーニアス・コードを学ぶとすごく役に立つし、その逆でもまたおもしろいんです。

―フューチャーマッピングについても簡単に教えていただけますか?

フューチャーマッピングは、問題解決のための思考方法です。その問題を解決した未来の状態を想像し、そこに向かってどういうことを積み上げていけば到達できるのかをストーリーに描く。そして、そのストーリーからヒントを受け取りながら、行動計画を立てていくという方法です。

は、問題解決のための思考方法です。その問題を解決した未来の状態を想像し、そこに向かってどういうことを積み上げていけば到達できるのかをストーリーに描く。そして、そのストーリーからヒントを受け取りながら、行動計画を立てていくという方法です。

私がやっている講座の中に、フォトリーディング 3 Days 講座というものがあります。2日間のフォトリーディング集中講座が終わったあとに、マインドマップとフューチャーマッピングを使い、フォトリーディングで学んだことを定着させるという講座です。マインドマップは、フォトリーディングで読んだ本の情報を、記録と記憶に残すために使います。さらに、フューチャーマッピングを使い、「フォトリーディングで本が読めたらこんなにいい未来になるから、そこまでやってみましょう」という行動計画を立てるわけです。フューチャーマッピングは、フォトリーディングを習慣化し、いつでも活用できるようにするために、すごく役に立ちます。

―フォトリーディングの講座を受けて、そのあとジーニアス・コードやフューチャーマッピングを受講される方は多いのでしょうか?

結構いらっしゃいますね。フューチャーマッピングを受けたあとで、やっぱりフォトリーディングも受けたいと言って、2 ヵ月以内にフォトリーディングにいらっしゃる人もすごく多いですよ。

フューチャーマッピングというのは、さきほども言ったように行動計画を立てるためのものなんですね。行動計画を立ててみると、自分にはここが少し足りない、ここの知識を増やしたい、といったことが見えてきます。知識を手に入れるには本を読むのが一番速いので、フォトリーディングをやればさらに速く手に入れられる、と考えてフォトリーディングにいらっしゃる。

逆に、フォトリーディングに来てからフューチャーマッピングに来られる方というのは、フォトリーディングをやって自分の知識が増えたから、今度は何か行動してみたい。そのための計画やアイディアが欲しい。だからフューチャーマッピング、と考える方が多いですね。

おすすめはまずフューチャーマッピング

―1 つ学ぶことで、その先が見えてくるわけですね。

そうです。ただ、もし、まだどのスキルも手にしていないのであれば、私はフューチャーマッピングから入ることを一番おすすめします。

―それはどうしてですか?

フューチャーマッピングをやると、自分の目標や、行きたい未来が見えやすくなる。そこに行くために何をすればいいのかという行動計画が洗い出せるので、実際の行動が起こしやすくなるんです。1 つ行動すれば、結果が変わってきます。変わってきたときに、もっとここを伸ばしたい、ここをやりたい、ということが出てくるので、そのタイミングでフォトリーディングやジーニアス・コードをやると、さらに結果が出やすくなるんですよ。

もっと言うと、フューチャーマッピングを最初に受けていれば、「いまフォトリーディングの受講料 10 万円を払うのは厳しいなぁ…」と思っている人でも、その 10 万円が落ちてくるようなフューチャーマッピングチャートを書いてみることができる。それをやると、だいたい 2 ヵ月以内に「さえさん、本当に 10 万円落ちてきました」と言ってくる人が出てくるんです。

―え、そうなんですか!?

はい(笑)。

石ケ森久恵

―そういう結果を報告されたり、スキルを身につけた受講生がどんどん変わっていく様子をご覧になって、どんなふうに感じますか?

楽しいです(笑)。単に楽しいだけではなく、私はその方の受講前の状態とかを知っているわけですよね。人間というのはとにかく前を向いて走っているから、目の前の障害ばかりが見えてしまう。だから、本当は自分が成長しているんだけど、それが認められなくて、まだ足りない、まだ足りない、となってしまうんですね。だけど、私は 1 年前とか 3 ヵ月前に会ったときのことを知っているから、「いやいや、1 年前にあなた何て言ってたか覚えてる?」といって、ノートに書き留めたその人の言葉や、ツイッターのつぶやきを見せるんです。そうすると、その人自身が「えーっ」という顔をする。それはそれは楽しいですよ、本当に。

―例えば、男性と女性で変わり方の違いはあったりしますか?

大きく違いますね。男性の場合は、講座に来た時点で自分が何かにチャレンジしている場合、チャレンジしていることをギラギラ出さない。出さないんだけど、どこかのタイミングで殻が外れると、ダーッと出し始めるんです。まっすぐ邁進を始めると結果を出すのは早いですね。女性は、講座に来る動機が「資格を取りたい」といったところから入る方が多い。いちおうやりたいことはあるんだけど、まだまだ力が足りないから、資格を取ってからというふうに考える。本当は何か未来のイメージがあるのでしょうけれど、それを抑えてしまっているという傾向がありますね。

―そういう方には、どんなふうに接するんですか?

まず、資格を取りたいということに対して、なぜその資格を取りたいのか、取ったらどうしたいのか、ということをお聞きします。資格を取ること自体が目的になっていると、取り終わったらまた次の資格を探すことになってしまいます。時間を無駄に使わないためにも、自分はここを目指しているからこの資格を取るんだ、だから勉強することに意味がある、と思ってもらいたい。そうすると、取り組み方がまったく変わってきます。

フォトリーディングやフューチャーマッピングといったメソッドも、それ自体が人生を切り拓いてくれるのではなく、自分が人生を切り拓くときに使う道具の 1 つでしかないんです。道具箱の中に道具をためこむことが目的なのではなくて、その道具を使ってどこに行くか、何をするかが目的なはず。そこに気づいた瞬間、視界がわーっと開けてきます。

―後編に続く―